私は北陸三県の石川県に在住するアングラーで、現在は2児のパパです。
釣り歴は20年以上になり、主に金沢エリア~奥能登エリアで釣りをする機会が多いです。
嬉しい事に私の子ども達も釣りが好きなので定期的に一緒に楽しみますが、水辺の趣味や遊びになるため落水の危険性はもちろん、身近に釣れる魚にも危険がいっぱい潜んでいます。
また石川県は日本海に突出しているため潮の影響を大きく受け、釣りを楽しむエリアによっても海の表情や釣れる魚にも大きく変化します。
この記事は「これから釣りを始めたい!」「小さい子どもがいても安心して釣りができる場所を知りたい!」そのような釣り初心者にも分かりやすい紹介と解説、更には釣り方だけではなく危険性や注意点にも重点を置きます。
少しでも悩みの解決や参考になれば幸いです。
アクセス
住所は「石川県羽咋郡志賀町西海風無」で、のと里山海道の横田ICから車で25分ほど。
西山ICから車で30分ほどの距離に位置し、車で数分の距離に西海漁港があります。
また風無漁港と隣接する形で磯場「高岩岬」があり、足場や高低差があまり無いため、磯釣りを始める入門場所としてもおススメです。
駐車場やトイレ、周辺の情報


風無漁港・高岩岬には専用の駐車場がないため、車の駐車は風無漁港の空いたスペースになります。
釣り場の情報
風無漁港の情報

では写真を踏まえて注意事項を詳しく説明していきます。

①漁港湾内
漁港湾内は底がハッキリと分かるほどのシャローエリアになります。
そのためエサ釣りでのアジ狙い(サビキ・投げサビキ)やエギングとの相性は非常に悪いです。
デイゲームでは難しいですが、ナイトゲームでアオリイカを狙う際は「スイミング+ステイ」で誘う必要があります。



②スロープ付近と堤防の内側
全体的に海藻地帯のシャローエリアになります。
そのため漁港湾内と同様にエサ釣りとの相性が悪いため注意が必要です。
また写真で分かる通り堤防先端に通じる道は非常に狭いので、ここを釣り場にするのは落水・通行の妨げになるためおススメしません。

③堤防先端
堤防先端も底の海藻がハッキリと分かるほどシャローエリアですが、漁港・堤防湾内と比べると水深があります。
全体的に海藻地帯なので、エギング等でボトムを狙う際は根がかりに注意が必要です。



④堤防湾外のテトラ帯
堤防の湾外はテトラ帯になっていて、他と同様に全体的に海藻地帯のシャローエリアになります。
またテトラの足元から海藻が生い茂っているため根がかり対策は必須になりますが、海藻が多いエリアは「アオリイカの捕食場・住処」になっている事が多いので釣果のリターンも多いです。
高岩岬の情報

風無漁港と隣接する高岩岬は全体的に足場・水深が低く、凹凸の少ない磯場が広がっているのが特徴です。

また風無漁港の堤防と高岩岬を結ぶ歩道・階段が完備されているため、アクセス自体は容易です。
ただ写真で見て分かる通り草木が生い茂る歩道を歩く必要があるので、特に繊細なロッド(ティップ・ガイド)の破損には十分に気をつける必要があります。
そのため移動の際はロッドケースやロッドカバーを使用し、少しでもダメージを軽減させる工夫が大切です。
高岩岬は竿を出せる場所が少ない


高岩岬の北側はシャローエリアに加えて写真のように頭が出ている磯場や沈み根(シモリ根)が点々とし、一種のタイドプールのような感じになっています。
そのような場所を住処にする魚は「カサゴ・メバル・ソイ」などの比較的に小型の根魚や、甲殻類を捕食するチヌ(黒鯛)がメインになります。
そのためアオリイカを狙う際はタイドプールの外側(奥側)、その中でも足元から水深がある場所を探す必要があります。

AIで作成した図なので実際の高岩岬と相違がありますが、赤丸がシモリ根が多いエリア、黒丸がシモリ根があまりなく水深があるエリアになるので、「根魚やチヌを狙う際は赤丸」「アオリイカを狙う際は黒丸」がおススメです。
釣れる時期と狙い方


| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
| アオリイカ | × | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| チヌ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| シーバス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
【× 釣りにくい】【△ 条件次第】【〇 釣れる・条件次第】【◎ ハイシーズン】
くゆきシーバスはサラシが出た時に狙えるよ!
ただ足場の低い磯だから常に気象状況を把握して、不意な高波には細心の注意が必要だよ!
イカの王様!エギングでアオリイカを狙ってみよう!
アオリイカは甘さと触感が非常に良く、数あるイカの中でも別格に美味しいことからイカの王様と呼ばれ、その美味しさに魅了され「他の釣りはしないけど、アオリイカだけは釣る!」そのような方も珍しくはありません。
そんなアオリイカのシーズンは年に2回あり、「春の親イカシーズン」と「秋の新子シーズン」になります。
生態の話になりますがアオリイカの寿命は約1年ほどとされていて、「春に産卵して夏ごろに孵化、秋に成長して冬は沖に移動、そして春になったら産卵のため水深の浅い場所に帰ってくる」そのようなサイクルになります。
その中で最も釣りやすいシーズンは秋の新子で、シーズン初期はサイズこそ見込めませんが数釣りを楽しむ事ができて、シーズン中期~後期にかけて徐々に難易度が上がります。
難易度が上がる要因として「個体数の減少」と「スレによる見切り」が挙げられますが、そんな「渋い中でも釣れた達成感」と「エサではなくルアーで釣るゲーム性の高さ」それもまたエギングが人気の要因となります。
春の親イカシーズンの狙い方
親イカのシーズンは5月と6月で新子と比べて「個体数が少ない」「エギに対して興味が薄い・スレている」ため、ややハードルが高いシーズンになります。
しゃくり方は新子とは真逆でキビキビした動きより、まったりした動きの方が反応が良いです。
そのためノーマルモデルのエギも効果的ですが、フォールを長く見せるためシャローモデル(スーパーシャローモデル)のエギに反応がいいシーンもあります。
基本的な攻め方は「ドラグはやや強め」と「フォール主体・ステイ主体」が効果的で、多段しゃくりでアピールするよりじっくりとエギを見せる事がポイントになります。
そのため1段~2段しゃくりが主体で、竿をしゃくる時もあえて優しくふわりとさせる事で「やる気のない食べやすいエビ」を演出するのが効果的です。



風無漁港は海藻が多くて、高岩岬の赤丸付近は沈み根が多いからステイとの相性は悪いよ!
親イカを狙うなら、海藻や沈み根の少ない黒丸付近で回遊狙いがおススメだよ!
秋の新子シーズンの狙い方
秋の新子シーズンは9月~11月中旬頃まで狙うことがで、それ以降は海が荒れ始めるためシーズンオフとなります。
シーズン初期の9月頃はコロッケサイズと呼ばれ、サイズは非常に小ぶりですがエギに対して興味津々で、アオリイカの中で最も数釣りが楽しめるシーズンになります。
シーズン中期~後期の10~11月頃はトンカツサイズと呼ばれ、サイズも20㎝を超え始めますが、エギに警戒心を覚えてスレ始めるシーズンでもあります。
エギサイズはシーズン初期で2.5号~3号、シーズン中期と後期は3号~3.5号が目安となります。
基本的な攻め方は「ドラグは緩く」と「しゃくり主体」で、フォールとステイでHITに持ち込みます。





沈み根や海藻の多いエリアと地磯での狙い方は似ているよ!
もし良かったら参考にしてみてね!
北風が吹く日はテトラ帯と高岩岬がアツい!
風無漁港と高岩岬でアオリイカを狙う時は北向きにキャストする事が多いので、北風が吹いても向かい風で釣りを楽しむ事ができます。
例えば近くの西海漁港で北風の時に釣りを楽しもうと思うと、立ち位置で多少の変化はあるにしても基本的には斜めの風を相手にしないといけません。
他に釣り人がいないのであれば好きなようにキャストは可能ですが、西海漁港は非常に人気な釣り場なので斜めのキャストはトラブルの原因に繋がります。
そのため風無漁港と高岩岬は北風との相性が良いだけではなく、比較的に釣り人も少ないのでキャストに不安が残る初心者の方には是非おススメしたいエリアでもあります。
フカセ釣りでチヌ・メジナを狙ってみよう!
フカセ釣りは仕掛けを海中に自然な形で漂わせ、潮や風を計算して刺し餌と撒き餌を同調(紛れ込ませる)させるテクニカルな釣りになります。
ルアーフィッシングと違って準備する小物・餌などが段違いなので、金銭面もそうですがテクニックを要する釣りなので、やや上級者向けの釣りになりますが釣れた時の喜びや達成感は段違いの釣りになります。
またテクニカルな要因としてオモリ(ガン玉)の設定が挙げられ、潮の早さによって重くしたり軽くする必要があり、チヌやメジナが潜んでいるタナに送り込む必要があります。
その設定が非常に難しく、一歩間違えるとタナに到達する前にエサ取り(フグ等)しか釣れない要因に繋がります。
そんなフカセ釣りの仕掛けは「固定・半遊動・全遊動」の3種類があります。
| 仕掛け | 仕様する場面 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 固定 | 釣れるタナが明確に分かっている時 | ・最も単純な仕掛け ・手返し重視 | 釣れるタナと相違があると釣れない |
| 半遊動 | 釣れるタナを調整したい時 | 臨機応変な調整が可能 | 準備する道具が多い |
| 全遊動 | 全層をくまなく探りたい時 | ・半遊動と比べて使用する道具が少ない ・タナの調整が不要 | ・釣れたタナが不透明 ・オモリを間違えると仕掛けがどこまでも横に流される |
それぞれ長所と短所があるため、自分のスタイルと合う仕掛けを選択する必要があります。
ただ固定の仕掛けは釣り場を知り尽くした玄人向けの仕掛けになるため、初場所や慣れない間は半遊動がおススメです。
注意事項と対策
ロックショアの危険性について
高岩岬の磯はアクセス面(移動距離・高低差)が非常に良好で、手軽に楽しめる入門編のような磯場になります。
ただ入門編の磯場であっても、舗装された堤防や漁港と異なり足場が不安定なのと人影が非常に少ないため、危険リスクの回避を目的とした適切な装備で挑む必要があります。





ロックショアの服装・装備を深掘りした記事があるから、もし良かったら参考にしてみてね!
イソヌカカ
堤防やテトラポット付近に生息し、冬以外の春~秋にかけて活発に行動します。
大きさはコバエほどのサイズで、蚊と同じように血を吸う吸血動物になりますが、痒みは腫れは比較にならないほど強力なのが特徴になります。
私も足や腕に数十か所ほど刺された経験がありますが、完治するまでは夜も眠れないほどの痒みに襲われました。
対策としては虫よけスプレーだけではなく、長袖長ズボンで極力肌の露出を控える必要があります。
特に肌を露出しやすい夏はイソヌカカや熱中症対策として、ラッシュガードや長袖タイプの冷感インナーがおススメです。



私も1回だけイソヌカカに十か所以上も刺された事があるけど、夜も眠れないほど痒くて大変だったよ!
特にテトラ帯は多いから対策は必須だよ!
ライフジャケット
堤防や漁港ではライフジャケットを必ず着用する必要があり、「泳げるから大丈夫」「誰も着ていないから恥ずかしい」などの理由は非常に危険で、常に最悪の事態を想定する事が大切になります。
衣服を着用した状態で落水すると、衣類が海水を吸うので想像以上に重たくなるだけではなく、着衣水泳は誰でも簡単にできません。
それだけではなく堤防や漁港は足場が高いので這い上がるのは困難で、更に船を出し入れするスロープは船着き場付近がメインです。
そのため救援を待つにしても自力でスロープを目指すにしても、ライフジャケットは非常に大切な救命具になります。



ライフジャケットを着用時の生存率は、未着用時の2~3倍ほど上がるってデータもあるよ!
逆に未着用時の生存率はかなり低いから、必ず着用しましょう!
桜マークとCSマーク
ライフジャケットには厳しい検査を通過した時にマークが付けられ、それらは「信頼と安心の目安」になります。
どちらも名誉のあるマークで間違いはありませんが、使用する場面で違いがあります。
簡単に説明すると「桜マークは船舶向け」で「CSマークはレジャー向け」になります。
そのためライフジャケットを検討中の方で、いつかは遊漁船に乗ってオフショアも視野に入れている場合は、桜マークの中でもType Aがおススメです。
釣り人のマナーやモラルについて
社会に出た時にマナーやモラルを求められるのと同じで、釣りにもマナーとモラルを求められる場面は多々あります。
例えば堤防や漁港は漁業者の職場であり、私たち釣り人は職場で遊ばせてもらっている立場になります。
そのため「ゴミは必ず持ち帰る」「船が通過する時は仕掛けを回収する」などが堤防や漁港でのマナーになります。
「ゴミは必ず持ち帰る」
上記でも説明しましたが、堤防や漁港は漁業者の職場です。
自身が働く職場や家の敷地内にゴミを放置されたら嫌ですよね?
それと同じように、釣り人が捨てたゴミは漁業者が回収と処分をする羽目になります。
そのようにマナーの悪い釣り人が増えると、最終的には漁港内での釣りが禁止になりますので、必ずゴミは持ち帰りましょう。
「船が通過する時は仕掛けを回収する」
船外機にラインや仕掛けが絡まると船外機の故障だけではなく、船の所有者が怪我をする場合もあります。
そのような事がないように漁港内を船が通過する時は迅速に仕掛けを回収し、完全に通り過ぎるまでキャストしないようにしましょう。
上記は主に漁業者に対しての守るべきマナーやモラルですが、それとは別に釣り人にもマナーやモラルがあります。
例えば「釣り人同士は一定の距離を開ける」「小さい魚はリリースする」「早朝や夜間は周囲に迷惑にならないように静かにする」などがあります。
それらを守る事によって漁業者だけではなく、周辺に住む方や釣り人同士とのトラブルを回避し、お互いに気持ちの良い釣りを心がけましょう。



特に風無漁港・高岩岬は集落との距離が非常に近いよ!
あまり騒いでご近所迷惑にならないよう注意が必要だよ!
その他にも
堤防や漁港から釣れる魚には毒を持っている個体も少なくはなく、有名な魚だとオニオコゼやゴンズイになります。
特に釣り初心者の方は釣れた魚、特に名前も知らない魚を不用意に触るのは非常に危険です。
そのためフィッシュグリップや針外しを必ず準備しましょう。



100均にもフィッシュグリップや針外しが安価で売られているから、決して高い買い物じゃないよ!
まとめ
風無漁港と高岩岬の大部分はシャローエリアと海藻地帯のため、狙えるターゲットはアオリイカ・チヌ・根魚がメインで、特にアオリイカの影が多い印象を受けます。
周辺に大型の漁港(西海漁港)があるため、風無漁港と高岩岬はやや釣り人が少ない穴場的スポットになっているので、キャストに不安が残る方や人混みが嫌でのんびりと釣りを楽しみたい方に最適な場所です。
またアオリイカは新子はもちろん親イカの実績もあり、春と秋でエギングを楽しめるのも高ポイントです。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| アクセスや周辺情報 | |
| 子どもの安全性 | |
| 釣りやすさ | |
| 総合評価 |
「のと里山海道から距離がある」「ターゲットが限定され、あまり子ども向きの漁港ではない」「シャローエリアに加えて海藻地帯のためテクニックが求められる」ため、全体的に低評価とさせていただきました。
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