2馬力ボートを始めるにあたって、必ず必要になるのが船外機スタンドになります。
船外機スタンドは保管の時だけではなく、運搬する時や日頃のメンテナンスにも必要になります。
ゴムボートやFRPボートの商品を多く販売している「BMO JAPAN」でも船外機スタンドを取り扱っていますが、価格は1万円前半とやや高価ではありますが、耐久性はもちろん利便性にも優れているため、1万円前半でも納得の価格設定だと思います。
ですが何かと出費がかさむ2馬力ボートには、やや痛い価格なのも事実です。
利便性は市販の船外機スタンドには劣りますが、2,000円前後で自作も可能なので作り方を紹介したいと思います。
2馬力ボートは2023年に始め、現在まで自作の船外機スタンドを使用しています。
現在に至るまで破損はないため耐久性は十分にあると思います。
用意する物と作り方
用意するアイテムはどこのホームセンターでも購入が可能です。
購入するホームセンターによっては別途料金で木材カットも可能で、上手に活用すると時短だけではなく見た目にも大きく影響します。
またホームセンターで木材をカットする事により、木材を持ち帰る際に車種を気にする必要もありませんので、事前に電話等で木材カットサービスがあるのか調べる事をおススメします。
くゆき私の場合はパワーコメリで木材を購入して、一緒に木材カットサービスをお願いしたよ!
木材カット料金もワンカットで30円ほどだから、それほど高額にはならないと思うよ!
ただ地域によって料金も変わってくるので、サービスを使用する前に料金の確認をお願いします!
準備する物


・2×4(ツーバイフォー)の木材が12ft
・電動工具を使用する場合はビス、トンカチを使用する場合は釘
・サンドペーパー
・補強用L字金具が大×2と小×2(固定用のビス)
ツーバイフォーと長さ
使用する木材はDIYでよく使われるツーバイフォーで、厚みや強度が十分にありますので耐久性に期待が持てるだけではなく、大量生産&流通で安価に入手が可能です。
他にも2×2(ツーバイツー)や1×4(ワンバイフォー)などがありますが、今回使用する2×材(ツーバイ材)は厚みが38mmで統一された規格材になります。
次にツーバイフォーの12ftですが、1ftの長さは30.48㎝になりますで、12ftは365.76㎝(約3m66㎝)になります。
乗用車で最も荷室が長い日産キャラバンでも3055mm(約3m)しかありません。
そのため木材カットサービスを利用しない、またはサービスが店舗にない場合は6ftのツーバイフォーを2つでも自作は可能ですが、価格は12ftを購入するよりほんの少し高くなるため注意して下さい。



通販でもツーバイフォーの購入は可能だけど、送料が高額になるからホームセンターでの購入がおススメだよ!
ツーバイ材を選ぶポイント
木材なので店頭の商品でも状態に差が生じます。
「黒いヤニが付着していないか」「カビが発生していないか」などを確認し、反りのない真っ直ぐな商品を選ぶと見た目だけではなく、完成後のがたつきにも影響します。
ビスと釘の選び方と長さ
どのような道具を所持・使用するのかで、ビスを使用するか釘を使用するか変化します。
日頃からDIYをされる方や、仕事で電動工具(インパクトドライバー)を使用する方ならビスの使用が手軽に作れますが、「電動工具を所持されていない」「また購入する予定がない」そのような方はトンカチと釘での製作になります。
ビスの特徴
最大の特徴は電動工具が使用できる点になります。
らせん状の凹凸があるため引き抜く力には非常に強いですが、凹凸部分とフラット部分の境目が強度がなく、横の力や圧力が加わる場面には弱いです。
釘の特徴
トンカチは比較的に安価に入手が可能なため、手軽さや予算に合わせて選べます。
ビスとは異なりフラット形状なので、凹凸での引っ掛かりがなく引き抜く力には非常に弱いですが、その代わり横の力や圧力が加わる場面には強いです。



それぞれ一長一短があるから、どちらが良いかは使用方法で変わるよ!
私の場合は電動工具を持っていないから釘を使用して、運搬や保管で3年経った今でも「釘が外れた」「釘が折れた」それらの不具合は全くないよ!
次にビスや釘の長さになりますが、厚みに対して2倍の長さが適しています。




ツーバイフォーの厚みは38mm(約4㎝)のため、2倍の76mm(約8㎝)のビスか釘が適していますが、右の写真では厚み同士を打ち合わせているため76mm以下の長さを使用する必要があります。




コメリプライベートブランド「K+(ケープラス)」シリーズの、建築資材などを取り扱う「K+BUILD(ケープラスビルド)」には釘も取り扱っているため、私の場合は75mmの丸釘を選びました。
パッケージの裏にも説明文が書かれている通り、木工ボンドを使用すると強固に接合できるためおススメです。



本数は20本もあれば十分に船外機スタンドを作れるよ!
サンドペーパーの選び方


サンドペーパーと一括りに言っても様々な種類があり、用途に合わせて選択する必要があります。
今回は木材で使用するため、それに合わせた種類の選択をする必要があります。
| 種類 | 用途 | ポイント |
|---|---|---|
| 紙やすり | 主に木材 | 薄くて軽量・耐久性は低い・安価 |
| 布やすり | 金属・研磨のサビ取り | 耐久性が高い |
| 耐水ペーパー | 木材・金属など様々 | 水を使用する必要がある |
| 空研ぎペーパー | 木材・金属など様々 | 目詰まりしにくい・耐久性が高い |
今回の使用目的は木材のため、選択肢としては「紙やすり」か「空研ぎペーパー」を選べば間違いはありません。
あまりサンドペーパーを使用しない方には「紙やすり」、DIYに興味がある方や他にも何かを作りたい方には「空研ぎペーパー」がおススメです。
次にサンドペーパーには様々な番手があり、種類と同様に適した番手を選ぶ必要があります。
紙やすりを具体的に出すと以下になります。
| 番手 | 粗さ | 用途 |
|---|---|---|
| 100以下 | 粗目 | 形を大きく削る用 |
| 100~200 | 中目 | 形を整える用 |
| 200~400 | 細目 | 滑らかに仕上げる用 |
基本的には「粗目」→「中目」→「細目」の順で使用するのが一般的です。
ただ一般的なだけで、どの程度のクオリティーで仕上げたいかによって粗目にも変化があります。
ペンキで塗装するつもりがない場合や、船外機スタンドとして最低限の形があれば問題がない場合は細目を準備する必要はありません。
ホームセンターで木材のカットサービスを利用したのなら、ある程度は綺麗にカットされているため中目だけでも形を整える事は可能です。



私の場合は「カットサービスを利用」で「塗装する予定はない」ため、中目の#180だけしか使わなかったよ!
補強用L字金具の選び方と使用目的




L字金具は緑マーカーの箇所で使用します。
これは赤枠に船外機を設置するのですが、補強がない状態だと船外機の重さに耐えきれず破損や木材が剥がれる恐れがあり、それを防ぐために必ず使用する必要があります。




上部を固定するL字金具のサイズは120mm×65mmを使用しています。




下部を支えるL字金具のサイズは45mm×45mmを使用しています。
ただ写真で見て分かる通り、私が購入したL字金具はサイズが合っていないため、ビスで固定する箇所が飛び出しており、ビスも1つしか使っていません。
3年経過した現在でも支障は出ていませんが、気になる方はサイズに見合ったL字金具を探すのをおススメします。
L字金具を固定するビスを別途で準備する必要があり、使用するL字金具の穴径に見合ったビスが必要になります。
準備するL字金具によっては穴径が異なるため、実際にホームセンターで確かめた方が良いです。
作り方の手順
まずは購入したツーバイフォーをカットする長さになりますが、「80㎝×2」「50㎝×2」「40㎝×2」合計6本を準備します。


使用する箇所は「青ラインが80㎝」「赤ラインが50㎝」「緑ライン40㎝」になります。



設計図があれば分かりやすいのだけど、悲しい事に私にそのような技術がなくて……。
なので下記の写真を参考にしてね!


木材の向きはこのような形になります。
後はビスか釘を打つだけですが、1つだけ注意事項があります。
ワンポイントアドバイス
ビスや釘を近づけすぎると、木材が割れる原因に繋がります。
それぞれ2か所は打ち付ける必要がありますが、あまり距離を詰めないように注意が必要です。




私の場合は赤ラインの箇所に釘を打ち付けました。
どうしても足元の箇所は釘が密集するため、重ならないように注意が必要です。


最後にL字金具を設置して完成です。




最後に
船外機スタンドは2馬力ボートを始めるうえで必ず必要になります。
今回は必要最低限な作りでの紹介になりますが、利便性を求める場合はタイヤを追加したり、個性を出すためにペイントするのも面白いかと思います。
DIYは準備や製作は大変ですが、市販より低予算で作れるだけではなく、自分なりにアレンジする面白さもあります。



今回の自作で少しでも参考になれたのなら幸いです。








