【初心者向け】ちょい投げってどんな釣り?仕掛けや道具を徹底解説!【シロギスを狙ってみよう!】

シロギスはサーフや堤防から釣れ、特にファミリーフィッシングでは手軽さも相まって人気の対象魚です。
仕掛けは非常にシンプルですが、針のサイズや形状も様々な規格がありますし、どのような気象状況が適しているのかなど、突き詰めると非常に奥が深い魚でもあります。

またシロギスは海の女王と呼ばれるほど味も良く、釣って楽しい食べて美味しいと非常におススメの対象魚になります。
そのシロギスを釣る手助けができれば幸いです。

くゆき

初心者向けにおススメのタックルやラインの結束方法、セッティングや使用後の扱いについて紹介しています。
もし良かったら参考にしてみて下さい。

目次

シロギスってどんな魚?

シロギスは海底が砂地や砂泥の場所を好み、海底の条件が合えば堤防や砂浜から手軽に楽しむ事が可能です。

石川県では梅雨前後~秋が深まる11月いっぱいと長期間にわたって楽しむ事ができます。
その中でも特に夏場は出産前の荒食いのシーズンになり、シーズン中で最も盛んな時期になります。

キスは基本的に群れで行動してサイズも様々で、5㎝ほどのキスも釣れれば30㎝の尺キスも釣れる事もあります。

キスは砂地を好む魚です。
釣行エリアの状況を事前に把握しするのが釣果のポイントです。

基本的には海底のエサを求めて少数の群れで行動する回遊魚になります。
そのエサは海底の虫のため釣り方も虫エサ釣りが一般的となります。

ちょい投げでシロギスを狙おう!

そもそも「ちょい投げ」ってなに?

簡単に説明をするとルアー用のタックルで軽量のオモリ(天秤)を使用した釣りの事です。

本格的にサーフでキスを狙う方は遠投竿を使用し、100m以上から広範囲にキスを狙います。
遠投竿は3m~5mと種類は様々あり、更には重量のあるオモリも使用できるため遠投には適していますが、ロッドが長くなるにつれて扱いが難しいデメリットも出てきます。

もちろん広範囲に探れば魚との出会えるチャンスは増しますが、釣りに不慣れな初心者や小さなお子さんとのファミリーフィッシングには適していないのが現状です。

そのためルアー用のタックル、主に8ft(2.5m)ほどのエギングタックルやシーバスタックルを使用し、6号(22.5g)~8号(30g)のオモリで30m~50mほどの沖合を「ちょっとだけ投げて」狙う方法が「ちょい投げ」になります。

くゆき

遠浅サーフでもちょい投げでキスは十分に釣れますので、釣行エリアはそれほど気にしなくても大丈夫だよ!

ちょい投げの仕掛けを詳しく説明

最低限「キス専用のキス針セット」「天秤」「エサ(石ゴカイ・青イソメ・ワーム)」の3点があれば、キス釣りを楽しむ事ができます。

基本的なセッティング方法は上記のような形になります。
以下は詳しい説明になります。

ロッドとリール

ロッド

ちょい投げでのキス釣りになるため、ルアーロッドでの紹介になります。
基本的には使用する天秤の重さに合わせてロッドを変更します。
6号~8号の天秤にはエギングロッド、10号~12号の天秤にはシーバスロッドやショアジギングロッド、ロッドの硬さによっても変化はありますので、お使いのロッドの適合ウェイトを確認しましょう。

リール

こちらはロッドとのバランスにより変化します。
「エギングロッド」ならリールが2500番~3000番にPE0.6号~PE0.8号。
「シーバスロッド」ならリールが3000番~4000番にPE0.8号~PE1.0号。

あくまで目安ですが、この程度なら比較的に扱い易いタックルになるためおススメです。

天秤

天秤には「固定式」と「遊動式」の2種類があります。
固定式は言葉の通りオモリが固定されているため、仕掛け同士が絡みにくいため初心者におススメ。
逆に遊動式はオモリが移動するタイプになり、利点としては感度の上昇が挙げられ、特にピンキスが多い場面や連掛けを狙う際は有効になります。

ピンキスとは10㎝以下の小型のキスで、骨が細く柔らかいため鱗と頭、内蔵を取り除き素揚げや天ぷらとして食べられるため人気があるターゲットになります。
逆に30㎝を超えるキスは尺キスと呼ばれ、早々お目にかかれない大型のキスです。


くゆき

富士工業のミニジェット天秤がおススメ!
号数の種類も豊富なのでどのロッドにも合わせやすく、価格も比較的に安価で入手が可能です。

仕掛け

市販の仕掛けにも様々な規格があり、中でも針の号数は初心者にとって悩みの種になると思います。
針は小さい物で4号~大きい物で9号もあり、それに加えて針の形状「流線」「早掛け」「競技用」基本の3つに加え、深堀すると他にも種類は増えます。
更に針の本数も2本針~5本針と選択肢は非常に多いですが、そこまで難しく考えなくて大丈夫です。

キスは小型サイズの群れもあれば大型サイズの群れもあり、当たり前ですが釣り人が群れのサイズを選ぶことはできません。
そのため針は6号か7号を選べば比較的に失敗は少ないです。
ピンキスには4号か5号が有効ではありますが、経験上8号でも5㎝前後のキスは十分に釣れます。

くゆき

1号の違いはとっても微々たる差!
そこまで難しく考えなくても大丈夫だよ!

針の形状は流線が最も定番で、特徴としては「餌をつけやすい」「キャスト時に餌が無くなりにくい」「キスがバレにくい」などが挙げられます。
そのため流線の針を選べば間違いはありません。

くゆき

左から「流線」「ジャストキス」「早掛け」の形状。
流線は全体的にサイズが大きくて長さがあるから、経験上で最も唇にかかりやすいから手返しも良いよ!

針の本数は多ければ多いほど1度に釣れるキスは多くなりますが、あまりにも多いと「エサのつける時間」「針からキスを外す時間」様々なタイムロスにより、せっかくの時合を逃す事にもつながります。
そのため慣れない間は3本針から始め、そこから徐々に数を増やす事をおススメします。

キスはエサを吸い込み捕食しますので、針を飲み込む場面も多々あります。
無理に引っ張ると針の結束が負荷に耐えられず千切れるため、市販の仕掛け針は余分に準備をしましょう!


くゆき

ささめ針のジェットキスがおススメ!
釣れるのはもちろんですが、針とハリスの結束強度があるから仕掛けがダメになる事が少ないです。

エサ(石ゴカイ、ワーム)

基本的に生餌は石ゴカイが定番になります。
ただ見た目や触り心地の点から、特に女性の方には嫌悪感を示すのは仕方のない事かと思います。
また生餌のため長期保存も難しく、理想としては当日の購入が望ましいが、釣行が早朝の場合は前日の夕方以降でも問題はありません。
その場合は直射日光は避けて暗く涼しい場所での保管をおススメします。

どうしても生餌に抵抗がある場合は疑似餌(ワーム)の選択肢もあります。
生餌とは違い長期保存が可能で手軽に始められるため、特に初心者の方に好まれる方法です。
ただ生餌と比べて釣果は期待が持てないため、「とりあえずキスを釣ってみたい」「釣りに行くかどうか分からない」そのような方におススメとなります。

石ゴカイは直射日光の熱に弱いため、当日に購入しても扱いを間違うとダメになってしまいます。
せっかく活きが良いエサでも干からびてしまい、そうなるとエサとしては使えなくなります。
そのため購入時のプラスチック容器で保管する場合は「直射日光が当たらない場所」「涼しい場所」での保管を心がけましょう。
エサ専用の保管ケースは釣具屋もしくは100均に代用品も探せばありますので、それらを上手に使うのもおススメです。

また海は遮蔽物がなく風をダイレクトに受けるため、エサが入ったプラスチック容器が飛ばされる事もあります。
このような場合も保管ケースだと比較的に飛ばされにくいため、風対策として有効な手段となります。


くゆき

青イソメの選択肢もあり、石ゴカイと比べて非常に大きいため「アピール力」や「エサ持ち」に関しては青イソメが優位に立ちますが、重量があるため「吸い込みにくい」デメリットもあります。
逆に「吸い込みやすさ」に関しては小型の石ゴカイが非常に優れているため、「とにかく釣りたい!」そのような方には石ゴカイがおススメです。

生餌に抵抗があるならマルキューのパワーイソメもおススメ!

実際に仕掛けをセッティングしてみよう!

そうは言っても仕掛けの準備は非常にシンプルで、そのシンプルさも人気の理由だと思います。

今回はPEラインを使用し、仕掛けは「富士工業のミニジェット天秤」と「ささめ針のジェットキス」を実際に使用して例に挙げたいと思います。

くゆき

固定式の天秤はどのメーカーでもセッティングの仕方は同じだよ。

STEP
PEライン or ナイロンラインと天秤を結ぶ

特に決まった結束方法はなく、【ハーフピッチ(イモムシノット)】か1つ結びを何度か繰り返す【かた結び】で問題はありません。

ハーフピッチ
メインラインを基準として上方向から1つ結び、次は下方向から1つ結びと上下交互に結ぶ方法。

くゆき

PEラインは根ズレに対して非常に弱いよ!
気になるようだったらショックリーダーで対応しよう!

STEP
天秤と市販の仕掛け(スナップ)をつけて引っ張る
STEP
針に餌をつける

エサのつけ方は下記で紹介しますので参考にして下さい。

たったこれだけで完成です。

エサのつけ方

生餌にしても疑似餌にしても言えますが、「コストパフォーマンス」「吸い込みやすさ」「食い逃げ」の点から1匹そのまま使用する場面は少なく、何等分かにカットして使用します。

目安として「大きい個体なら3等分」「中くらいの個体なら2等分」「小さい or 細い個体ならそのまま1匹」となります。

中には細くて大きい個体もいますが、細い個体は総じて千切れやすいです。
そのため無理にカットをするとどんどんと千切れ、エサとして使用が不可になるので1匹での使用をおススメします。

くゆき

実際の生餌だと刺激が強いから、解説は疑似餌で行うね!

まずは頭をカットします。
頭のカットに関しては賛否が分かれますが、頭は非常に硬いため針を通すのにコツがいります。
あたふたして時合を逃す方が勿体ないので、慣れない間は頭をカットした方がスムーズにエサをつけられるのでおススメです。

通し刺し

【通し刺し】は最もスタンダードな方法になります。

ガッチリ固定されるため動きによるアピール力は期待できませんが、エサが外れにくいのが特徴
ただ動きによるアピール力はなくても、カットした部分から漏れ出す匂いでアピールするため、それほど動きのアピール力を気にする必要はありません。

刺し方のコツとしては、針を固定してエサの方から針の形状に合わせて刺していきます。
生餌の場合は必ずしも真っ直ぐに刺す必要はないため、多少のズレがあっても全く問題はありません。

ちょん掛け

くゆき

キス針だと分かりにくいので他の針で代用しています。

アピール重視の刺し方になります。

生餌の動きを阻害しないため「生餌本来の動き」「波などの外的な動き」の二重からくる動きでキスにアピールできます。
ただ生餌が太く大きい個体以外は針から外れやすいデメリットがあります。

使用する場面としては「ベタ凪 or 波が穏やか」「海底が底荒れしてアピールが欲しい」そのような場面に適しています。

アピール力を更に高めるためエサを複数つける場合もあり、そのような小技が使えるのも【ちょん掛け】の強みです。

縫い刺し

見た目のアピール【ちょん掛け】と匂いのアピール【通し刺し】その全てを兼ね備えた刺し方になります。

ただ針1つに対して生餌が1匹のため、驚異的な速度で餌を消費するのでコストパフォーマンスは非常に低いのがデメリットになります。
そのため全ての針を【縫い刺し】にするのではなく、1つだけアピール要因で使用して残りは【通し刺し】などで対応するのがおススメです。

写真の通り何度も針を通すため全ての個体に対応はしておらず、中程度の個体以上でないと千切れますので注意が必要です。

刺し方は少しだけ刺して180度回転させて背から刺す、また180度回転させて腹から刺す。
その繰り返しで何度か刺すと完成します。

ちょん掛け+縫い刺し

「ちょん掛けはアピール力が凄いけど、外れやすいからな……」「縫い刺しはコスパが悪いからな……」そのような場合は【ちょん掛け】と【縫い刺し】を組み合わせるのも手になります。

【ちょん掛け】とは違って太く大きい個体以外でも使用できるのが特徴で、経験則では特に使用場面(ベタ凪等)に縛りもありません。

使用する場面は主に海底の砂が舞い上がっていない時で、底荒れをしている時は匂いでアピールできる【通し刺し】に分があります。

くゆき

私が最も多用する刺し方がこちらになります。
キャスト時に生餌が外れた事もあまりなく、それでいて高アピールのためおススメだよ!

エサの長さ

通常は1~2㎝程度のたらしを用意しますが、時と場合によっては短めや長めの方が釣果が伸びる事もありますので、1つに縛られる事はないように「釣れない時こそ変化」をさせる必要があります。

くゆき

とりあえず通常の長さでスタート。
釣れる時は短めに変化、釣れない時は長めに変化。
変化後に釣れるなら現状維持、釣れないのなら戻してみる。

こうすれば本日の適した長さが見えてくるよ!

ちょい投げに適した風速や高波

サーフと堤防(漁港)では適した風速や高波に変化があります。
例えばサーフでの高波2mともなれば釣りどころか命の危険さえ感じるほどの高波ですが、堤防に守られた漁港内では波の影響を受けにくいため釣り自体は可能です。

また魚は荒れた海を避けるため、波が高い時は沖に逃げるか穏やかな漁港内に逃げてきます。
結果的に高波でも爆釣は珍しくはありません。

くゆき

そのため以下はサーフからの話になります。

重量のあるオモリでのロングキャストとは異なり、ちょい投げはオモリが非常に軽量になります。
そのため基本的には「高波0.2~0.3m」「風速2~3m」程度のベタ凪が適しています。

ですがベタ凪でなければ釣りが成立しない訳ではありません。

この日の予報では「高波0.5m」「風速6~7mの横風」でしたが、実際の現場では風の影響で体感の高波は0.5m以上とコンディションとしては悪く、右側にキャストしても波と風の影響で大きく左に仕掛けが流される場面です。

それこそ20号(約75g)~30号(約110g)ほどのオモリを使用して波の影響を受けにくくしたり、ロングキャストで波が立っている奥、沖合に逃げたキスを広範囲に探るのがセオリーだと思います。

くゆき

だけど沖合だけが回遊ルートとは限らないよ!
波打ち際から最初の【かけあがり】も回遊ルートの可能性も!

こちらの釣果報告が良い例になります。

この日のコンディション

1.波が立つ奥にキャストをしたい場面ですが、軽量の仕掛けにより不可な場面。
2.中央付近は波を嫌がってキスが寄り付いていないのか、どう工夫を凝らしても釣れない状況。
3.中央付近は風と潮が同調して仕掛けが大きく流される状況。

その中で波打ち際付近のブレイクラインだけが、キスから好反応がありました。

つまり沖に逃げる個体と、エサを求めて波打ち際付近を回遊する個体に分かれる事になります。

くゆき

このような事例もありますが、やっぱりちょい投げはベタ凪が最も釣りやすいのは間違いないよ!

キスの狙う場所は「かけあがり」!

広大なサーフで魚と出会える確率高める場所の1つが「かけあがり」になります。

かけあがり(ブレイクライン)

海底の変化になります。
自然が作り出した「あけあがり」は海底のいたるところで見られ、人工的に作り出した「かけあがり」は漁港内の船の通り道になります。
それらの「かけあがり」は大小様々ありますが、基本的には小魚の通り道になります。
その小魚を狙ってフィッシュイーターも集まるため、釣りをする中で非常に大切なポイントになります。

くゆき

その「かけあがり」と「高波、波が立つ」は密接な関係があるよ

波のメカニズム

サーフの離岸流を除いて、基本的には沖から陸に潮が流れます。
その流れが「かけあがり」にぶつかり上に流れ、その流れと表層の潮がぶつかります。

逃げ場を失った流れが表層に押し出された結果、波が立って現れます。

つまり波が立っている箇所は「かけあがり」がある場所になります。

サーフでの狙い方

まず「サーフならどこでもキスが釣れるのか?」その疑問に対して「釣れます!」と言えます。
それなら「サーフならどこでもいいのか?」それに対しては「それは違う」こうなります。

一括りでサーフと言っても大きく2つに分かれ、「海水浴場などの細かい砂のサーフ」「大小様々な石が敷き詰められたゴロタサーフ」があります。
そこに枝分かれして「遠浅サーフ」なのか「急深サーフ」更には「海藻の有無」など、サーフにはいろいろな条件が合わさってキス釣りに適しているのか判断する必要があります。

くゆき

ちょい投げには「細かい砂のサーフ」「遠浅サーフ」「海藻は無し」のエリアがとても釣りやすいよ!

もちろんゴロタサーフや急深サーフでも釣れますが、何度も言うようにちょい投げの仕掛けは非常に軽量でコンパクトです。

例えばゴロタサーフや海藻が多いエリアでは天秤が石や海藻に引っ掛かり、最悪の場合は仕掛けがロストする可能性があります。
急深サーフは潮通しが良く天秤が軽量のため流されやすく、周囲の釣り人と仕掛けが絡まる事もあります。

特に急深サーフは青物の回遊も非常に多く釣り人の出入りも激しいです。
また釣り人同士の間隔も狭くなる傾向があり、仕掛けが絡まるとトラブルの原因にも繋がりますので注意が必要です。

そのため選択するエリアによって釣果や、釣りに対するストレスが増えるなど、外的要因だけでなく内的要因も大きく変化します。

ベタ凪のかけあがりの見つけ方

波が立っていれば「かけあがり」の場所は目視で判断ができますが、ベタ凪の時は波が立っていないため、仕掛けから伝わる情報で有無の判断をする必要がありますが、全く難しくはありません。

キャストしてゆっくりと巻くとハンドルが「なんだか重たいような……?」そう思える箇所が必ずあります。

そこが「かけあがり」です。

「かけあがり」を見つけたら行うワンポイント!

回遊ルートを判断する上で非常に大切な場所のため、「かけあがり」付近では通常より更にゆっくり巻いたり、少しだけ巻くのを止めてアピールが効果的です。

ただキスは違和感を感じるとエサを吐き出す場合もあり、長時間の放置は釣果に繋がらない可能性もありますので2~3秒程度にしましょう。

漁港・堤防での狙い方と注意点

サーフと同様に「かけあがり」を意識すると釣果に繋がります。

小規模~大規模どこの堤防でも船が座礁を回避するため、堤防内側には船の通り道は人為的に掘られた「かけあがり」が存在し、副産物として魚の通り道にもなっています。

もちろん「かけあがり」が全てではなく、あくまで狙うポイントになります。
例えば写真のように「かけあがり」を回遊する群れもあれば、岸壁に沿って天敵から身を守って回遊する群れも存在します。

堤防の先端(出入口付近)は幅が狭いため広範囲に探る必要がないのと、回遊ルートの枝分かれする前に必ず通る1級ポイント!
キスだけではなく色々なお魚と出会えるチャンスが増えるためおススメです!

堤防での注意点

特に中規模以上の堤防は沖に向かって伸びるため、遠浅のサーフと比べて水深もあります。

水深がある事によってキス以外にもアジやイワシなどの回遊も多く見られ、その回遊魚を追って中型の青物、時には大型の青物が回遊するのも珍しくはありません。

それらのフィッシュイーターを狙う釣り人も多く集まるため、特にマズメの時間帯は釣り人で堤防が賑わいます。
つまり釣り人が多ければ多いほど人との間隔が短くなり、結果的に最低限のキャスティング精度が求められます。

くゆき

頻繁に他の人と仕掛けが絡まるとトラブルの原因に!
キャスティングに不慣れの場合は比較的に人のいない時間帯、日中に楽しむのも手だよ!

堤防でのルアーフィッシングは主に堤防外側がメインのため、堤防内側には人がいない事もあります。
そのような場合は堤防内側で楽しむのもおススメです。

当たり前ですが漁港なので漁船の行き来が頻繁にあります。
その場合は速やかに仕掛けを回収し、漁船の船外機にラインや仕掛けが絡まないようにしましょう!

また漁港は漁師の職場でもあり、その職場を借りているのが釣り人です。
出したゴミは必ず持ち帰り、オキアミを使用する場合は必ず後処理も行いましょう!

リールの巻きスピードやロッドの角度で釣果は変化

キスは虫エサを好んで食べるため、それに見合ったリールの巻きスピードで誘う必要があります。

仮に適さないリールの巻きスピードだとどうなるのか?
キスがエサを認知する前に通り過ぎたり、せっかく見つけた虫エサを見失う原因になり釣果の低下につながります。

「生餌だから簡単に釣れる!」そのような事は全くなく、キス以外にも狙う魚に適した誘い方を知る必要があります。

リールの巻きスピード

結論から言えば「非常にゆっくり」巻くのが正解です。

使用しているリールのギア比により変化はありますが、ハンドル1回転を2~4秒ほどになります。

使用するリールのギア比
【Nギア】ハンドル1回転を2秒ほど
【XH・XGギア】ハンドル1回転を4秒ほど

またルアーフィッシングではないので巻きスピードに変化をつける必要はなく、一定のスピードで巻くのもポイントになります。

くゆき

キスがHITした時も同じだよ!
せっかく針が何個もついているから、焦らずゆっくり巻いて群れのキスで連掛けを狙うのもキス釣りの醍醐味だよ!

「かけあがり」では巻きスピードを更にゆっくりしたり、少しだけ巻くのを止めるのも効果的です。
ただエサに違和感を覚えると吸い込みと吐き出しを何度か繰り返すため、長時間の放置は逆効果になるため注意が必要です。

小さいお子さんのワンポイントアドバイス

小学生の高学年ともなれば適した巻きスピードで誘う事もできますが、それより小さいお子さんだと難しい場面も多々あると思います。

そのような場合はロッドのアクションで誘うのも効果的になります。

ロッドを正面から真横まで移動させ、糸ふけを取りつつ正面に戻す方法になります。

もちろんロッドアクションもゆっくりと行う必要がありますが、巻きスピードを気にする必要はありませんし、何より仕掛けのステイも同時に行えるためおススメです。

ロッドの角度

ロッドの角度は45度以上がおススメです。

ラインと天秤に角度をつける事によって感度が上昇し、小さな当たりでも伝わりやすくなります。

逆にロッドを寝かせ気味にすると、ラインが潮の流れに影響を受けてたるみが生まれます。
そのたるみにより感度が低下するだけでなく、PEラインが根ズレする原因にもつながります。

そのため基本的にはロッドに角度をつけて、ラインを海中に入れるのは最小限に止めましょう。

必需品や便利アイテム

タックルと天秤、市販の仕掛けセットと生餌でちょい投げは十分に楽しめます。
ただ快適さを求める場合や釣りを楽しむためには、それに見合った道具を準備する必要があります。

クーラーボックス

魚の鮮度を保つためにクーラーボックスは必需品となります。

特に夏のサーフではキスを活かす方法がなく、バケツ等で長時間の放置は鮮度が著しく低下し、そのような鮮度が落ちたキスを食するのは非常に危険を伴います。

そのため釣った魚を持ち帰る場合は、必ずクーラーボックスを準備しましょう。

クーラーボックスの断熱材は主に「真空パネル」「発砲ウレタン」「発泡スチロール」の3つがあります。
保冷力は「真空パネル」が最も高くて「発砲スチロール」が最も低く、値段は保冷力とサイズにより大幅に変化します。

使用目的がちょい投げやサビキ釣りなどで対象魚が小魚の場合だと、「発砲ウレタン」でサイズは15ℓほどあれば十分に持ち帰る事が可能です。

くゆき

私は小魚様に発泡スチロール断熱材の8ℓを使用しているよ。
夏場でも半日程度なら十分に氷は残っているし、サイズにもよるけどシロギスなら30~50匹は軽く入るよ!

サーフスタンド・ロッドスタンド

特にサーフではサーフスタンドやロッドスタンドは必需品となります。
サーフでリールを直置きすると、小さい砂がリール内部に入り込み、最悪の場合リールの故障につながります。

もちろん堤防での使用もおススメです。
サーフと違って堤防は人の往来が激しく、タックルを地面に寝かせると踏まれて破損するリスクが高まります。
トラブル回避の為にも上手に活用しましょう。

またエサの取り付けがスムーズになり手返しが良くなるメリットもあるため、初期投資は必要になりますが準備して損はありません。

くゆき

ルアーフィッシングを視野に入れるなら、サーフ以外でも使えるロッドホルダーがおススメ。
タックルボックスは主にハードタイプとバッカンタイプに分かれますが、ハードタイプの方が安定性に優れておススメだよ!

フィッシュホルダー(魚つかみ)

魚を素手で触るのに抵抗がある方や針を外す時など、小型の魚をつかむのに使用します。

また魚の中には毒を持つ個体も存在し、知らずのうちに触ってしまうと非常に危険です。
そのため初めて見る魚にはフィッシュホルダーの使用を推奨されますので、必ず準備をしましょう。

くゆき

現在は100均でも安価に入手が可能だよ!
とりあえず準備しても決して無駄にはならないから、100均に行くついでに覗いてみてね!

エサケース

生餌を釣具屋で購入した際はプラスチックケースに入っており、適切な保管ができれば問題はありませんが、保管方法を間違えるとあっという間に生餌が干からびてしまいます。

干からびる原因は直射日光で、特に日差しの強い夏場は数時間もしない内にダメになってしまいます。

また遮蔽物がないサーフは風通しが良く、海風でプラスチックケースが飛ぶこともあります。

それらから守るためにエサケースは重宝します。

くゆき

プラスチックケースで保管する際は、直射日光は避けて涼しいクーラーボックスの中がおススメ!

バケツ

「できれば砂を持ち帰りたくない!」そのような場合はバケツを準備しましょう。

堤防では不要ですが、サーフでは海から上がったキスは砂だらけになるため、そのままクーラーボックスに入れると砂まみれになり、後片付けの手間が増えてしまいます。

それを防ぐために海水や真水で一度キスの砂を落とすことにより、クーラーボックスを最低限の汚れで保つことができます。

くゆき

クーラーボックスに大きめの袋を事前に入れる事によって、内部を洗う手間を省く事もできるよ!

キッチンバサミ

キスはエサを吸い込んで捕食するため、どうしてもエラ付近に針が引っ掛かる場合があります。
その状態で無理に引っ張ると仕掛けの破損につながるため、適切な処理が必要になります。

処理の方法は非常に簡単で、エラにハサミを入れて引っ張るだけです。

そうするとエラだけが仕掛けと一緒に出てくるので、後はエラから針を外して終了です。

くゆき

他の方法だとエラに指で圧をかける方法もありますが、ハサミの方が手っ取り早いのでおススメです。

水・ウェットティッシュ(おしりふき)

生餌を使うため指先にどうしても汚れや匂いがついてしまいます。

その状態で色々な物を触るのに抵抗がある方は手洗い用の水、またはウェットティッシュを事前に準備すると汚れの広がりを抑える事ができます。

虫エサつかみ

どうしても生餌に抵抗がある方はおられると思います。

そのような場合は虫エサ専用のトングを使用すると、直接触らずにエサをつける事が可能です。


まとめ

シロギスは食べても美味しい、釣っても楽しい人気の対象魚です。
ちょい投げでも十分に楽しむ事が可能で、初心者の方でも簡単に2桁を釣れるのも魅力の一つです。

使用するタックルは特に縛りがなくエギングロッドやシーバスロッド、ジギングロッドで始める事が可能で、使用する天秤の重さで使い分けるのがポイントになります。

ただロッドには必ずウェイトが記載されているため、それより大幅にオーバーするとロッドの破損につながるため注意が必要です。
必ず使用するロッドのウェイトを確認してから天秤を購入しましょう!

市販の仕掛けは1本針~5本針が主流で販売されていますが、慣れない間は3本針辺りから始めると手返しが良く楽しめます。

シロギスはサーフや堤防で釣れますが砂地を好むため、どこでも簡単に釣れる訳ではありません。
まずは釣り場の海底状況を知る事が釣果につながります。

「周辺でキスが釣れているけど、自分だけ釣れない……」
そのような場合は巻きスピードが速すぎる事が原因の場合もあり、適切な巻きスピードをしないとキスがエサを見失って釣る事は困難になります。
そのため釣れないと思ったら更にゆっくりとハンドルを巻いてみましょう。

くゆき

「ちょい投げ」は市販の仕掛けを変えればハゼも狙えるし、天秤に弓角をセットすればヒラメだって釣れちゃいます。
色々な派生があって面白いのも魅力ですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

石川県在住の二児の父。
釣り歴は20年以上で、石川県と富山県の海釣りを中心に活動しております。
ショアからのルアーフィッシング、2馬力ゴムボードでのオフショアについて情報発信をしたいと思います。
少しでも役に立つ情報があれば幸いです。

目次