
どうもです。
今回のテーマは「無駄を全て排除したシンプルな2馬力ゴムボートの艤装」についてです。



けどさ、せっかく行くならフルカスタムした方が楽しいと思うよ?



それも楽しみ方の一つだと思うよ。
だけどね、狭い船内を荷物でいっぱいにするのは準備も大変だし、何より面倒じゃない?
それに大変だと「次も行きたい!」って思いが下がっちゃうよね。
だからシンプルな艤装がおススメなの。
艤装と必需品


私の艤装は非常にシンプルですが、無駄を突き詰めると出航の手間や、後片付けが非常に楽になります。
ボートフィッシングはお魚と出会える確率が非常に高いのですが、ショアとは違い後片付けの工程が非常に多く、その手間を面倒に思うと腰が重くなります。
またある程度の広さを確保するのには「安全性」にもつながります。
ゴムボートの最大のデメリットはパンクです。
お魚の背ビレやフック刺さりの軽度なパンクが起こったとします。
フルカスタムの魅力も確かにありますが、自身の移動も困難な状況では発見や仮補修も手間がかかります。
それらを踏まえて、私はこのシンプルすぎる艤装こそベストだとおススメしています。
では順に説明をしていきたいと思います。
私が現在使用しているゴムボートはアキレス×ネオネットマリンコラボ商品LF-295WBとなります。
寸法はHPよりご確認し、他社製品での艤装の参考になれば幸いです。
ロッドホルダーとフラッグホルダー




私が使用しているのは自作のロッドホルダーとフラッグホルダーになります。
今回は撮影用にランディングネットもセットしていますが、普段は「キャスティング、ジギング、タイラバ」の3点を船内に持ち込んでいます。
作りは非常にシンプルで、船内のデッドスペースを上手に活用していますので、広さを最大限に活用できていると思います。
制作の手順などは下記のリンクを参考にお願いします。


写真を取り忘れたのですが、ルアーホルダーは必須になります。
海上の移動は主に縦揺れになりますので、ガイドからフックが外れると非常に危険です。
最悪の場合はフックが頭部に刺さり、帰港さえ困難になる場合があります。
市販のルアーホルダーだけではなく、100均にもアイデア次第で替えが十分にききますので、準備は怠らないようにしましょう。


クーラーボックス


ショアとは違いお魚との出会いが非常に多いのがオフショアです。
そのため大型のクーラーボックスを用意しましょう。
ただクーラーボックスもピンからキリまで様々あります。
断熱材も真空断熱パネル、発砲ウレタン、発砲スチールがあり、正直どれを選べばいいか悩むと思います。
大遠征で往復に1日を費やすなどのイレギュラーがない限り、個人的にはそれほどの断熱効果は必要はないと考えております。
例えば移動と準備に2~3時間、釣行に6~8時間の半日程度の使用とします。
その程度の時間だと余程の低品質なクーラーボックスでない限り氷が解ける心配はありません。
そのため断熱効果より、クーラーボックスのサイズを重視する事をおススメします。
例えば私が使用しているゴムボートはLF-295WBになります。
甲板幅(使用できる横幅)が72㎝になります。
それより大きいとゴムボートにクーラーボックスが食い込み、ボート本体にダメージを与えますので、必ず甲板幅のサイズより小さいのを選びましょう。
それを踏まえて私がおススメするクーラーボックスは、アイリスオーヤマさんのIS-HCB70になります。
70Lと大容量で横幅のサイズも71㎝と寸法内に収まります。
2人での釣行の場合は両開きのフタのクーラーボックスがおススメです。
IS-HCB70は片開のタイプなのでご注意下さい。
お助けボックス


ゴムボートは安定性に優れていますが、同時に危険な面も沢山あります。
お魚の背ビレやフックによるパンク、船外機にしても不意に故障する事もあるかもしれません。
そのような時に慌てないためにも準備、また瞬時に取り出せる位置に設置をしましょう。


中身については上記のリンクでご確認下さい。
ガソリン携行缶


船外機の燃料は必ず準備が必要になります。
出航場所から20~30分程度の移動でも、十分に余裕をもって準備をしましょう。
携行缶の選択肢としては主に2つあります。
下記のタブにそれぞれのメリットデメリットがありますので、ご確認をよろしくお願いします。


メリットとデメリットを踏まえて、私の場合は1Lのガソリン携行缶を4つを防水ケースに保管して船内に持ち込んでいます。
燃料タンクを満タンにした状態で出発して、半日程度で主に2つ消費します。
少し移動が多い場面や長距離移動する場面でも、最後の1本になった状態で帰港すると決めているため、燃料切れによる航行不能は今現在も経験がありませんのでおススメです。
魚群探知機


ショアとは違い海上では地形や地質、様々な情報は目視では決して分かりません。
回遊してきたお魚だけではなく、それらの情報を知るためにも準備をしましょう。
電源はバッテリーか乾電池の2種類あります。
共にメリットとデメリットはありますが、手軽さの1点だけを見れば乾電池式をおススメします。
またGPS内蔵かどうかで予算は大きく変化しますので、予算に合わせて選びましょう。
ただ濃霧などの気象の変化、地形や地質の記録、それらを踏まえると価格は高くなりますがGPS内蔵でも良いかと私は思います。
その他の便利アイテム
ゴムボートを膨らます時、長時間の釣行を快適に過ごせるアイテムの紹介になります。
無くても支障は出ませんので、参考程度によろしくお願いします。
ござ


2馬力ゴムボートの出航場所は主にサーフだと思います。
パッと見ただけでは綺麗に見えるサーフでも、実際は色々な物が落ちていたり、砂に埋もれているケースもあります。






小さい貝殻なら気にならないかもしれませんが、大きい貝殻や割れた鋭利な貝殻、シーグラスやプラスチックの破片など、サーフにはゴムボートにとって危険な物が落ちています。
それらの上でゴムボートを膨らませるのは非常に危険で、パンクのリスクや劣化を速めてしまいます。
それらの危険な物からゴムボートを守るため、下にござを敷いて膨らませる事をおススメします。
ただ下に何かを敷けばいいのではなく、例えばブルーシートを例に挙げましょう。
ブルーシートでは鋭利な破片は貫通する危険もありますし、何より折りたたむ必要があるので片付けや準備に手間を取ります。
それらを踏まえて、簡単に折りたためて、ある程度の厚みがあるござが良いかと思います。
井草の匂いが無理な方は他の敷物をしましょう。
購入後は特に匂いが強い状態で車内に充満するので、気分が悪くなる場合もありますので注意が必要です。
ジェルクッションマット


付属のスライド椅子板にしても、椅子代わりのタックルボックスにしても、固い椅子に長時間座るとお尻が非常に痛くなります。
少しでも快適に釣行ができるように、敷物を必ず準備しましょう。
他にもお風呂で使うマット、幼児のプレイマットなどをカットして固定すれば代用がききます。
ブロワー


帰宅後のゴムボートを洗浄する時に非常に重宝するのがブロワーです。
あっという間にゴムボートが膨らむので、とても時間の短縮につながります。
ただ騒音の問題がありますので、使用時は注意が必要です。
まとめ
手軽にオフショアの釣りを始められる反面、逃げ道のない海上は危険リスクがたくさんあります。
艤装をすごく凝って快適な釣りを目指すのも素敵ですし、とても楽しいと思います。
ですが危険リスクを軽減させるためにも、ある程度の広さは必要だと私は考えております。
また今回は1人での釣行での艤装になりますが、クーラーボックスとタックルボックスを逆にし、タックルボックスを椅子代わりにすれば2人での釣行も十分に可能となります。



少しでも参考になれたのなら幸いです



良きボートライフを!